冬の行脚2018◆本州編まとめ
年明け本州ツアーが1ヶ月半前の出来事なんて。。。いっきに3月になってしまったような・・・でも、随分昔のことのようにも感じる。今書いておかなければ、また動き出して残すこともなくなってしまうであろうから、ぜーーーんぶひっくるめて書くことにした。
1月8日(月祝)に札幌でコンサートを終え約10日後の19日、旭川空港から東京へと飛ぶところから冬の行脚ははじまった。自主企画のコンサートは、集客は勿論何から何までこなさなければならないので、演奏だけに集中もできないほど、てんやわんやしている。マネジャあきも大変(V)o¥o(V)
移動の乗り物おさえは、僕の仕事だ。飛行機は半年前から、バスは3週間前のものまであり、パズルをはめてく感じで、そりゃあ~もう! ね!!!
千歳空港が欠航の多い中、旭川空港は安定している。ただ、この音むげん工房の敷地の除雪を早朝5時からやって、荷物を積み込み、黄金♀&銀河♂が留守の間安全なように準備していくのは、もう闘いとしかいいようのない雰囲気である。大家のヒデさんにも前日までにご挨拶にいく。
今回の音旅は、一眼レフを断念してもっていかなかった。冬なので荷物がかさばるからだ。
目的地が一か所でなく、毎日移動しているから持って歩くしかないというのもあるしね。
10時半に音むげん工房を出発。羽田に着いたら速効で会場へ向かう。会場セッティングとリハを45分でこなす。そして本番。
2018年01月19日(金)、東京吉祥寺@ピアノサロンノア。
ということで、写真は1枚(V)o¥o(V)
今回は打ち上げもなし。その代りと言ってはなんだが、札幌でお世話になっているMARUさんのラジオ(RADIO T X T 776.fm dramacity)でご縁のできたギタリストTOMOちゃんがご来場くださり、率直な話しを聞けてとっても有意義だった。ありがとう~。今度は打ち上げするぞ!!
その後、埼玉へ移動して山崎ご夫婦のお宅に宿泊。お二人の馴れ初めはなんと僕のライヴ会場だったりするのです。間接的にキューピットになった僕らでした(笑)
翌朝は、日帰り猛ダッシュで実家のある栃木・宇都宮へ。僕の一度も住んだことのないこの場所に、両親がいるのです。なんと・・・・ずっと、「敷居をまたぐな!」で近づけなかったのですが、父からのOKがでて、はじめて妻あきを連れていくことに。(コンサートは絶対聴きませんー笑)
両親は79と80ですから、ほんのひと時でも行けてよかったと思います。
夜は定番の宇都宮餃子を食べ、兵庫・神戸へ向かう高速バスに乗るため、宇都宮から新宿へと向かいました。
高速バスに乗り込んだのは、23:55。住んでる時には普通になってしまっていたけれど、やっぱり東京は不夜城だよね。なんだか、怖いくらいだった。この新宿から北へ南へこんな夜中に沢山の人がむかっていく。僕らもその中の一部になってるんだ・・・と思うと、不思議な感じだった。
そして、翌朝8時前には神戸へ到着。まっすぐ西宮へむかっていきました。
西宮のおていさんが繋いでくれたご縁で、佐々木美穂さんのラジオに出演するためです。
出演時間はあっという間でした。前回コンサートにいらしてくれた美穂さん。ならではの紹介をしてくださり、心より感謝です。もう少し、このあたりでもご縁が繋がっていくといいんだけれど・・・。一歩一歩だよね。ありがとう。
2018年01月21日(日)、兵庫・三宮@サウンドトアのコンサート。
ラジオ局を離れ、三宮の会場へとむかいました。12時半入りで、すぐにリハ開始。いつも平日の夜なので、今回は初めての昼本番でした。
サウンドトアのオーナーすみれさんは、シャンソン歌手でもあります。ずっと良くしてくださっていて・・・いつか恩返ししたい人のひとり。その為にも、ここをいっぱいにしたいなあ。
そして、有志で打ち上げ。来年にワクワクすること起きそうです。みんな一所懸命考えてくれて嬉しい。きっと、それがまた次につながっていくと信じて、初心忘れません!
あっという間にお別れの時間がやってきて、僕とあきは神戸ジャンボフェリー乗り場に向かいました。冬のせいか夏休みの混雑もなく、深夜1時に出港するまで順番待ちで床にお座り。
まだまだ若いな! と思いながらマネジャーあきといろいろ語り合っていました。
リュックところころを担ぎながら、座席確保に猛ダッシュ。そして、出港。
何度も乗っているうちに、雑魚寝のフェリーでも眠れるようになった(笑)
この環境を一緒に楽しんでくれる妻が隣で寝ている。ありがたいことだよね。
そして朝5時、まだ暗い香川・高松にたどりついた。唯一開いている「味庄」というお店にむかうのが、定番になっている。高齢のご夫婦でやっているうどん屋さん。親父さんは猫と店番に変わっていた。味もいりこ出汁なのだけど、ちょっぴり変わってしまった気がした。
それでも安くてうまい!!! 疲れた旅の胃に優しい、讃岐のうどんだ。
贅沢にマイタケと牡蠣の天ぷらがついて、今回は350円いかなかったかなー。ご夫婦でまだまだ続けてほしいお店です。また夏に寄りたい。
この日は、急きょお友達2人と会った。どちらも、香川から北海道に移住してから深まった気がする。ひとりはシンガーとしてコラボしたことのあるユキ美ちゃん。もうひとりは、めぐちゃんと弘さん。人生の後半に出会って、普段交流がなくともどこかで繋がっていられるのって、貴重でありがたいこと。1500km以上の旅をしてきて良かったな、こういうひとつひとつが僕らのかけがえのない財産なんだと、心から思う。
そして、香川の西の端へ送ってもらい、三豊の岩佐邸へ。今回も長期にわたり泊めていただきました。100年の家です。北海道に住んでるからこそ、南国の造りにひとつひとつ気づける。
ピアノ調律の大森さんがいらしたり、旅の疲れを久しぶりのお布団に癒してもらったり、一緒にお家ご飯したりと、ほんと有難い時間です。
ぜんぶ地元のもの。旬のもの。おいしかったです。
2018年01月25日(木)香川・三豊@百年の家・岩佐邸宅。僕らが東京ライヴ終了して、調度神戸に着くころ、東京は大雪で交通機関が閉鎖され、どんどん寒波が南下してきていた。
いっきに気温は下がって讃岐らしくない体感だが、朝起きた時は、時折突風がふくもまだ空は青空が広がっていた。ニュースでは不用に外出しないようにと声を高くしていて、来れる方だけでもと僕らは集いを決行することにした。
前もって北海道から送っておいた簡易PAセットを設置。そして岩ちゃんが購入したばかりのプロジェクターをスタンバイさせる。このプロジェクターが可能性を広げてくれて、岩ちゃんが思う香川や粟島の環境保全意識を高めるのに、今後一役も二役もかってくれそうでワクワクした。
集いの始まる前の風景。僕は台所で出番を待っていますので、この空気は味わってないのだけど、ほらーー 見える? オーヴもいっぱいいるでしょう?(^O^)/(^O^)/
そしてスタート。岩ちゃんは自分たちの身近な粟島に焦点をあて、素晴らしい自然の残っていること、それが壊れてしまいそうな問題もあること、、、夏の海ボタル観察会もそうだけれど、「体感」してそれぞれが考え行動していってほしいことをお話ししてくれました。
後半は僕のトークとミニミニライブ。北海道での生活も画像でみていただき、生まれてこの方四国しか知らない人も北国の生活を知らない人もいるので、他を垣間見て自分たちの環境を意識するきっかけになってくれれば。。。なんて思いでお話ししました。自分たちの当たり前のことが、実は当り前でなく、良い意味での比較をお互いできる機会って大事ですよね。
僕も北海道・当麻緑郷で「音むげん工房」「かみごとの森」を通し、大自然の中に住まわせていただいてるからこその気づきや、生活の在り方。重曹で身体も洗ってること、必要以上に保持しないこと、テレビも処分しちゃったこと、、、余分なこともせず自然にまかせた形で自給自足を目指そうとしていること、、、
ピアノもあえて、この百年の家にずっと放置されたピアノで演奏することを大切にしている。調律の大森さんに息吹をかけてもらっても弾いてるうちに鍵盤があがらなくなったりするし、椅子もないので座布団重ねて高さ調整したり、、、でもきっと何か感じてくれるって信じて、僕はここでさせてもらってる。
粟島の海ボタルの青白い閃光をバックに「海ぼたる」を歌い、瀬戸内海の優しい夕暮れをバックに「紫雲の風詩」を弾く。プロジェクター大活躍(●^o^●)
ということで、いい時間だったな~♫
翌日は、オフ日だったのでちょっと近所を探索に。でも、マネジャあきは、やること満載なのでひとりお留守番で、僕だけ岩ちゃんに連れてってもらいました。次回の夏はあきも一緒に行こうね。
こういう祠がいたるところにあるんです。何気なく。こういうの見るの好きなんです。
この島々の奥のほうに見えるのが粟島。海ボタル観察のできる粟島です。
この日は、珍しく讃岐も雪が舞いました。南国ですから交通網が心配されましたが、なんとか翌日の広島行きバスも運行しました。
2018年01月27日(土)、広島県・広島@上野学園ホールリハ室。
朝6時に岩佐邸をでました。赤い大きなコロコロあるでしょう?この高速バスに荷物制限があって、スピーカーがひとつしか持参できないということで、昨夜探したものです。
大変だったよーー。スピーカーの入るコロコロ探し。ないんです! 特定のメーカーしかないうえに、1時間離れた丸亀付近、しいては高松市内でも取り寄せないとない!って。仕方なく、とにかくでっかいスポーツバックを探しにいったら、ひとつだけ!! ひとつだけありました!!
奇跡です、本当に。それで、衝撃に耐えられるよう(精密機器ですから)座布団をまわりに4枚つめこんで固定し、持っていけるようになったのです。よかった! ついてる。
瀬戸内海を渡り、高速バスで3時間。広島に到着すると必ず原爆ドームに寄るのですが、今回は反対方向なうえ、時間もないし大荷物だしなので、車中から見るだけ。
いつもさせていただいてるヲルガン座フランス座がとれず、はじめての会場です。隣の音がつつぬけでしたが、ピアノ自体は立派なものでした。お宝此処に眠る!パターンでしたよ。
それから、広島に到着するほんの少し前、突如出演依頼をするという一幕も。とても力を貸してくれたお二人にちょっとだけど、スペシャルサンクスしたかったんだ。引き受けてくれて、ありがとう。なみちゃんとあやちゃんの弦の振動、やわらかく、優しく素敵でした。弦の揺らぎ、味わえて僕も幸せでしたよー(^O^)/
そして、ここでも有志で打ち上げーー。会場が住宅街で適当な場所がなく探してるだけでバスの時間になってしまった。それでも、つきあってくれてありがとう。ほんのひと時でしたが、とっても嬉しかったよ。広島も、もっともっと根付かせていきたいです。
香川・岩佐邸に戻ったのは、22時を過ぎる頃でした。
2018年01月28日(日)、香川県高松@高松サンポート第二リハ。
音むすびの旅、いよいよ最終日です。
荷物をまとめ上げるのも大変。岩ちゃんの車に載せて、百年の家にお礼を言って、三豊から高松へむかった。岩ちゃんにこれだけお世話になっているから可能な移動。本当にありがとう。
時間も迫っていたけれど、今回コンサートには来れないすーさんが出店しているマルシェへ。讃岐の和菓子の老舗「菓匠芝山」さんは毎回コンサート協賛もしてくれています。
ちょっとおやつを買って~と思っていきましたが、なんと手作り体験までしました! はっきり言って・・・・下手。「あんなにピアノで指動かせるのにねー」とすーさんに言われる始末。むむ・・・・むいてないかも(笑) いや、ここだけの言い訳ですが、左手中指のバネ指で、うまく餡を持てなかったのよ(^_^;) でもね、楽しかったよー。そして美味しい。ぜひやってみて!
そして、ここサンポートのリハ室もはじめての場所です。いつも使っていたアルカディアさんでできなくなってから、ちょっと会場難民なのですが、やはりバリアフリーや駅近で安心してご来場しやすいところでやりたいので、しばらくはこんな感じで進むと思います。
此処も、なかなかピアノは立派でした!お客様もおっしゃっているように、飲み食いしなくてもちゃんとピアノの音の良い空間が満足いただけるように思います。2年しか住んでいなかった讃岐ですが、「魂のふるさと」と感じるくらい導かれる感がいっぱいあります。だから、どんな遠くからでも身体がきくうちは演奏しに来たいって思っています。みんな ありがとう。
そして唯一、応援する会「ケイオス」会員限定での打ち上げ。人の輪が広がれば不本意なカタチで不快なことも起こりがちですが、会員限定ということで方向性が共有でき、お互いを尊重して楽しむ空間ということで、実現できているのは、本当に嬉しいことです。讃岐のみんなありがとう。
僕の音を通しての想いに賛同して一緒にむかっていってくれる、、、ほかの地域でもそうなっていけるといいな、と思っています。そして全国でそれぞれの振動が共鳴できたらいいな。
羽田も無事出発。地平線に富士山の影がみえました。
旭川空港は、真白の世界。10日間の車放置で、エンジンスターターを10分かけてようやく扉があいて、あたためたにも関わらず、車内の気温はなかなかあがりませんでした。
ラーメンが食べたくなった。帰路で開いていると言ったらここだけだった。山岡ラーメンで味噌ラーメン。ぱっぱと食べて、黄金♀&銀河♂の待つ我が家へと車を走らせました。
こうして2018年、冬の音むすびコンサートは終わりました。
今回もみんなのお陰で、たくさんたくさん僕らの宝物が増えました。
16年勤務した役所を辞め、45歳からスタートしたピアノ弾き語りの演奏活動。
地道ですが、こうして演奏活動をできるのは、みなさんのお陰です。
させてくれてありがとう。長文 読んでくれてありがとう(*^。^*)
秋の音むすびツアーも 決まってきました。
札幌は4月の抽選で決まります。
どうぞ、今から手帳にメモメモ。
当日、一緒に音空間を共有してください(^O^)/
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