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万物は振動! 自然に畏敬の念と感謝をもって、音色を映したい。
2017-03-05

ばとらあ命日

今日は、必ず年に一度は思い起こす特別な日。
2004/3/5 「ばとらあ」が天へ召された。
僕の過渡期に、魂が一番近く寄り添い、一番長く傍らにいてくれた女性。
半野良猫の子なので、誕生日はわからない。
記憶とはあいまいなもので、僕が24の頃だったか・・・目のあったその瞬間に運命を感じた。


資質のことで苦しかったあの頃、彼女がいなかったら、僕はもっと道を外れてしまっていたかもしれない。その彼女が息をひきとったのは、僕を守ろうとして、命にかえてその修羅場の現状からでるように、背中を押してくれたと思っている。事実僕は、彼女の死をもってピアノも処分して、家も相手へしばらく提供し、身一つで出ることになった。
ちょうど、胸オペの直後で。。。そのあと僕は、自分の意思とは別の目に見えぬ強い力に導かれ、背中をおされ、性別適合手術の経緯をふみ、男性戸籍を得るカタチとなる。
なくなった後も、この「ばとらあ」がたびたび姿をかえて、その時々を見守ってくれていたんだ。
そういうことって、感じることあるでしょう? 

 

いつも、召される時の出来事を書いているけれど、
今日は命名のことでハッとさせられたので、少しだけ残しておこうと思う。


そもそも、雌猫に「ばとらあ」と名付けたのは、彼女に出会う少し前に、交通事故で母親をなくした生後2週間の赤ちゃん猫に出会ったからだ。その子には、僕の大好きなジェームス・ディーンから「ディーン」とつけたのだけど、ミルクを飲ませようとしてもいっさい口にいれず、水もほとんど飲まず、あっという間に母猫のところへ行ってしまった。。。
それから間もなくばとらあに出会い、ほんとに単純に、しぶとく生き抜く力を持ってほしい!!と、「ばとらあ」と名付けたんだ。

そう・・あの「風とともに去りぬ」のレット・バトラーRhett Butler。メスだけどね(*^_^*)

でもね、周りの友達に言われたのは、「え?モスラのバトラ??」。


「違うよーー」と答えつつ、「ゴジラVSモスラ」か・・・と感じつつ、

そこから先バトラが何か知らなかったけれど、特に知ろうとも思っていなかった。
でも、今朝、何の気なしに「バトラ」について知りたくなった。
(ある「ゴジラVSモスラ」の説明文の中から引用させていただきました。ごめんなさーい)

有史以前、地球には小美人コスモス)が築いた古代文明が存在したが、地球生命は古代文明の作り上げた気制御装置を危険視し、バトラを発生させて古代文明を破壊。最終的には文明が存在していた大陸そのものを海底へと沈めてしまう。その後、バトラモスラとの死闘の末に北のへと封印されていた。

20世紀最後の年に地球へ飛来する巨大隕石を破壊する使命を持ち、その時が来るまで眠り続けるであったが、1992年に落下した小隕石や、現代の人類による環境破壊を地球生命の危機と判断して復活。日本に上陸し、同時期に復活したゴジラや、両者を食い止めようとするモスラと戦いを繰り広げる。


ねえ、ばとらあ。 ぞくっとしたよ~。

「破壊」「再生」・・・・

いつも僕が心にとめてるキーワードだ。

そして、「北の海へと封印」・・か。

僕のひとりごと。

きっと、ばとらあは、聴いてくれてるね。

 

(拾ってきたころの「ばとらあ」)

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コメント4件

  • 太田敦子 より:

    私も、あるよ‼
    学校の管理人さんが、迷い猫(シャム)飼ってて
    可愛いねって言ったら
    貰ってくれるかって!即答でもらったわ!
    家猫になってから色々ドラマはあったが
    出入り自由だったんで、お母さんに(笑)
    その中の真っ白な子猫を我が家に残して
    他は、里親に

    その子ね、とっても大きく育ったの!
    でも、とってもナイーブで、親から
    パンチくらっても、歯向かわず
    じっと我慢
    祖母が大好きで、可愛がってた〜

    ある日ね!
    様子がおかしく帰って来たの。
    どうも、猫いらずをどこかで食べちゃったみたいで…
    お医者行ったが、手遅れで
    家で苦しそうに、お部屋をぐるぐるずっとずっと動いて、辛そうな最後だったわ!

    あのシロの優しい性格
    大好きだった!

    命あるもの、絶対死がある。
    いつかはお別れが来る。
    それが、突然であれ
    一緒に時を過ごした思いは、絶対消えない!

    命あるもの
    私は、繋がりを大切に
    後悔しないよう
    接して行こうって!

    思いはあるのに
    素直じゃないんだな(笑)

    ねぇ、つるちゃん!

    • otomugen より:

      いつもながらの亀レスにおつきあいいただいて、ありがとう。
      そう・・・。
      語りつくせない思い出の物語がそこにはあるね。
      白ちゃん 優しい魂の子だったんだね。

      人もいろいろだけれども、いつの時代も気づくもの、優しいものが、
      その場では損をしてしまう。。。
      けれど、お天道様はみています。
      エゴや無用な経済発展など・・・
      美しきものは、不器用に健気にいのちを全うしがちですが、
      それでいいと、感じます。
      誰もみていなくても、そんな風に生きたいかな。

  • 太田敦子 より:

    バトラ、つるちゃんの心の支え
    気持ちも伝わってたんだね!
    実家にも、猫は変われどずっといた!
    どの子も性格はそれぞれですが
    私も、色んな事のある思春期も寂しさも、辛さも、嬉しさも
    何時も一緒に過ごして来たわ!
    でもね、残念な事に
    どの子も、自らの死を悟ったら
    家を出ちゃうの!
    どこでか、寂しく逝ってしまうんです。

    バトラの思いを胸に
    黄金と銀河と
    ずっとずっと
    素敵な日々を過ごして下さいね♪

    • otomugen より:

      あつみん そうでしたかー。やはり共にいてくれる子がいたのですね。そして、優しい言葉をありがとう。
      完全家猫だったのと、不慮の・・いや、殺された・・・としか思えない終わり方で、僕の目の前で冷たく、硬直していった・・。
      最期は、心臓マッサージまでして、一晩で内臓の液体がでてきて・・・という風景が目にやきついています。
      それは、ずっと忘れられないんだよね。

      これからは、黄金と銀河と 仲良くやっていこうと思うよ! ありがとう。

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